株式会社イオス

2021.11.26 四季養生

プロフェッショナル養生訓 発酵食の達人に聞くVol.2

各分野のプロフェッショナルにインタビューをした四季養生の『プロ
フェッショナル養生訓』です。

今回のプロフェッショナルは前回に続いて2回目のご登場となる発酵食の
達人 奥野先生です!

一般社団法人 発酵食健康推進協会
代表 奥野 紀代美 先生

『菌の力』

今は健康意識が高まっているという潮流もあって、改めて発酵食が注目
を浴びているのを感じます。自分でできる対策として免疫力を上げて、
強い体を作るために発酵食品の菌の力が見直されています。
発酵食は腸の活性と深い関係がありますが、腸の粘膜には免疫細胞の
約7割が集中しています。腸内環境が悪いと自律神経のバランスが乱れ
免疫力が落ちていきます。交感神経の働きが活発になると体を守る
白血球の一部の顆粒球というのが増えてくるというメリットがありま
す。また副交感神経が活発化するとリンパ球が増えてきます。ですので
交感神経副交感神経の両方のバランスを崩さないようにしましょう。
自律神経のどちらも働きが高い時に細菌やウイルスの侵入から身を守っ
てくれるんです。

最強の菌を組み合わせた食品が納豆キムチ!

実は自然界のあらゆるところで菌が循環しています。豊かな土の中には
必ず菌がいて、お腹の中にも菌がいて私たちを守ってくれている。
お味噌作りにも菌は欠かせません。そんな大切な菌ですが、なかでも
最強なのが納豆菌と言われています。納豆のネバネバに含まれる酵素が
ナットウキナーゼなんですが、これは熱に弱いため調理しないで食べる
のが一番です。ナットウキナーゼは血栓を溶かしてくれたり、脳梗塞や
心筋梗塞の予防やアンチエイジング効果もあり、高血圧やコレステロー
ルを抑えてくれるなど、いいことずくめです。もともと納豆には若返り
に良いというイソフラボンが含まれているうえに、それが発酵してるん
ですよ。お味噌作りでも麹菌に影響するほど納豆菌の力が強いので当協
会の味噌作り体験では、前日と当日に納豆はお控えくださいとお願いし
ています(笑)

そんな最強の納豆キムチを組み合わせた納豆キムチは非常に高い整腸
効果があるのです。キムチには1gに8億個の乳酸菌があって、これはヨー
グルトの100倍
なんです。この乳酸菌が生きたまま腸に届いて善玉菌を
増やすと同時に、悪玉菌を減らしてくれます。さらに白菜の物繊維
加わり、整腸効果は最強と言われています。他にもニンニクや唐辛子も
使いますから栄養価が高く、疲労回復にも役立ちます。その証明に、韓
国の女性も男性も、キムチを毎日食べるので肌は綺麗だし、スタイルの
良い方が多いですよね。

シニア世代の方に特に摂ってほしいもの

シニア世代になると良質のタンパク質である肉、魚、卵をより多く摂っ
ていただきたいですね。納豆、味噌、漬物はもちろん、ヨーグルト
ぜひ摂ってください。特に発酵食の摂り方の工夫ということでおすすめ
チーズです。なぜなら年齢を重ねるほどにカルシウム不足になってる
からです。65歳以上の日本人女性でカルシウムの推奨摂取量は650mg
必要ですが、女性ホルモンが減ってくるのもあいまってカルシウム不足
から骨粗鬆症になる方が多いんです。その対策として6Pチーズを1日1個
食べるだけで104mgのカルシウムが摂れます。できれば2~3個食べるの
が理想です。魚を摂っているから足りていると思うかもしれませんが、
実はアジの開きでもカルシウムは60mgしかないんです。それよりもチー
ズを1個のほうが効率がいいし、消化吸収率も魚よりチーズの方が勝り
ます。またチーズは牛乳の6倍のカルシウムがありますから牛乳を飲む
よりはるかにいいんですよ。チーズ自体に認知症、高血圧、糖尿病、
サルコペニア、4つの予防効果がありますから、チーズこそシニア世代
には必須の食品ですね。

PROFILE
一般社団法人 発酵食健康推進協会
代表理事 奥野 紀代美 先生

福岡市でみそ工房「miso*miso」、
発酵食専門の料理教室「miso*miso」
を主宰。発酵食インストラクター講師。
年齢を重ねてもはつらつと元気で若々
しくありたいと思う願いを叶えて
くれるのが発酵食なのです。
https://hakkoshoku.com/

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